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相沢友子の評判が原作クラッシャーと言われる理由!改変した脚本5選まとめ

相沢友子さんは多くの作品で脚本を手掛けていますが、特に原作がある作品のドラマ化において、原作から改変をすると言われています。

彼女の作品はしばしば議論の的となり、原作のファンからの批判を受けることも少なくありません。

今回は相沢友子さんが原作クラッシャーと言われる理由、過去の改変した脚本についてまとめました。

目次

相沢友子がセクシー田中さんの内容改変?原作者とトラブルに

ドラマ『セクシー田中さん』の炎上の経緯

原作者の芦原妃名子さんはドラマ『セクシー田中さん』についてドラマ化の際、数話のプロットや脚本をチェックし、最終的には漫画に忠実であることを条件にドラマ化に同意しました。

しかし提出されたプロットや脚本は、漫画を大きく改編していました。

改変された箇所の一部が以下です↓

・漫画で敢えてセオリーを外して描いた展開を、よくある王道の展開に変えられてしまう。
・個性の強い各キャラクター、特に朱里・小西・進吾は原作から大きくかけ離れた別人のようなキャラクターに変更される。
・「性被害未遂・アフターピル・男性の生きづらさ・小西と進吾の長い対話」作品の核として大切に描いたシーンは大幅カット

理由を尋ねても納得のいく返事がなかったなどの問題がありました。

原作者の芦原妃名子さんは何度もドラマの内容を修正するよう要求しましたが、制作チームとの間で意見の相違が続きました。

ドラマの1~7話は脚本家が完成させたものを原作者が修正し、9話と10話は原作者の芦原妃名子さんが急遽脚本を担当しています。

よほど酷い改変があったのかもしれませんね。

原作者の芦原妃名子さんは短期間で脚本を執筆し提出しましたが、担当した9話、10話は視聴者からの不満が多かった?ようで限られた時間と経験不足による自身の力不足を反省していました。

この経緯を2024年1月26日にブログ、Twitterで告白しました。

脚本家・相沢友子の反応

原作者の芦原妃名子さんの告発後に相沢友子さんは反応していませんが、実はドラマが放送終了した2023年12月に原作者が脚本に意見することについてインスタで不満をこぼしていたそうです。

制作サイド・特に脚本家の相沢友子さんへの批判が噴出し炎上状態となったのは、このインスタ投稿が原因のようです。

投稿された文章は以下です↓

『セクシー田中さん』最終回についてコメントやDMをたくさんいただきました。

まず繰り返しになりますが、私が脚本を書いたのは1〜8話で、最終的に9・10話を書いたのは原作者です。

誤解なきようお願いします。
ひとりひとりにお返事できず恐縮ですが、今回の出来事はドラマ制作の在り方、脚本家の存在意義について深く考えさせられるものでした。

この苦い経験を次へ生かし、これからもがんばっていかねばと自分に言い聞かせています。
どうか、今後同じことが二度と繰り返されませんように。

また、この投稿に対して同業の脚本家からインスタに以下のようにコメントされた際、

個人的にはあり得ないと思っています。どんな経緯があろうとです。

相沢友子さんは以下のように返していたそうです。

はい、脚本家として生きるすべての人に関わることだと思います。

画像↓

さらに、相沢友子さんの脚本の方が良かったとする声にいいねをしています。

自身の作品に対するポジティブな評価をいいねするのは普通だと思いますが、原作者への配慮があっても良かったかもしれません。

原作者の芦原妃名子さんがこの一連の流れを見たかはわかりませんが、もし見ていたら自分が悪者になった気がしてしまうかもしれませんね…。

ただ、ブログ・Twitterで芦原妃名子が発信したのは少なからずこういったマイナスな意見が届いていた可能性はありそうです。

相沢友子さんにもテレビ局との色々なしがらみがあるとは思いますが、原作者の意向を最大限汲んでもらいたいとも思います。

相沢友子は原作クラッシャーと言われていた?改変した作品は?

相沢友子さんが改変したと言われる作品は多いですが、その中でも特に目立つものをまとめています。

改変自体は悪いことではないですが、原作の良さを潰してしまう改変や、テレビ局都合の改変は原作者・ファンの誰も望んでいないでしょう。

とはいえ、全ての作品の評価が悪いわけではないですし、人によっては作品の評価がわかれるのは当たり前のことですね。

それでは見ていきましょう。

原作クラッシャーと言われる作品①鹿男あをによし

元々のバディ関係を恋愛関係に変更。

この変更は原作のファンから不評を買うこととなりました。

原作を知らない人からすると面白く感じる作品だったようですが、原作を知っているとトラウマになるくらいショックな出来事のようです。

原作クラッシャーと言われる作品②ミステリと言う勿れ

原作にない恋愛要素の追加やキャラクターの性格変更などが指摘されています。

原作ファンからの悪い評価とは裏腹に、

  • 第1話の「見逃し配信」が、フジテレビ歴代最速で100万再生を突破
  • TVerで過去に配信された民放全ドラマの初回としては歴代最高となる、放送後1週間で350万再生を記録
  • 最終話視聴率11.2%で全話2桁達成

など、原作を知らないファンの人たちには?かなり好評だったようです。

ビブリア古書堂の事件手帖

原作の重要な要素やキャラクターの性格が大きく変更されたとの声があります。

黒髪ロングヘアー美女の主人公が女優の剛力彩芽さんになってしまった事への不満が大きいようです。

剛力彩芽さんは美人ではありますが、当時はボーイッシュなイメージが強く、ドラマ出演時もショートカットだったため黒髪ロングとはかけ離れていますね。

映画化もされていますが、映画では黒木華さんが主演を務めており、黒髪ロングとなっています。

ちなみに、『ビブリア古書堂の事件手帖』の改変に賛否両論があるのは相沢友子さんも知っているようです。

イメージの違う剛力さんを起用した理由をこのように語っています。

この作品は派手なアクションや事件があるわけではないので、ていねいに話を積み上げてファンタジックに作っていきたいんです。

たしかに栞子とは外見のイメージが違いますが、剛力さんは黙ってじっとしているとミステリアスなムードを持っていることに気がつきました。

彼女の“静”の部分を出すと新鮮なものになると確信できたので、栞子を剛力さんのイメージに近づけるのではなく、剛力さんが物語に寄り添っていけるような脚本を心がけています

引用:ダ・ヴィンチWEB

脚本家にしかわからないこだわりがあるのではないでしょうか。

さんかく窓の外側は夜

キャラの性格が変更され、作品の雰囲気が変わってしまったとの声があります。

重力ピエロ

2009年の映画『重力ピエロ』はエピソードが改変されたとの声があります。

重力ピエロも改変への不満はあるものの、他作品に比べると評判は概ね良いです。

重力ピエロの脚本を手掛けることとなったきっかけは、相沢友子さんがパーソナリティを務めるラジオ番組の熱心なリスナーであり、伊坂幸太郎さんの担当編集者だった人物からの一通の小説の送付でした。

この編集者は「素晴らしい作品だ」と相沢さんに重力ピエロを読むように勧め、小説を読んだ相沢さんはすぐに映像化を提案。

相沢さんは、この物語の軽快なタッチと、表面的な世間の常識に流される人々の生き方に隠された独自の精神に共感を覚えました。

伊坂幸太郎さんは当初映像化に消極的でしたが、最終的には許諾しました。

改変と言われていますが、相沢友子さんは伊坂の作品の魅力を最大限に生かすため、小説の内容を忠実に映像に反映させることに注力したとのことです。

相沢友子だけでなくチーフプロデューサーも改変炎上の原因?

脚本家の相沢友子さんに批判の目が行きがちですが、実はチーフプロデューサーも原因だった可能性があると言われています。

というのも、セクシー田中さんのチーフプロデューサーの三上絵里子さんという方は過去に大改変をして原作者の心を折っているとのことです。

それが2008年4月から放送されていた蒼井優さん主演の「おせん」です。

『おせん』の原作者きくちさんは、原作とのあまりの違いに創作活動が出来ないほど心に傷を負い活動を休止。

また、ドラマは原作者表記から原案表記に変わったとのことです。

きくちさんは「(おせんは)子供でありその子供が嫁に行き、幸せになれると思っていたらそれが実は身売りだった。」と語っています。

ドラマに限らずテレビ番組は製作に多くの人が関わっているため、三上絵里子さんだけがおせんを壊したわけではないと思うのでそこは注意ですね。

ちなみに、おせんを映像化したのもセクシー田中さん同様、日テレです。

原作改変はテレビ局の意向?

相沢友子さんは一部ネットでは原作クラッシャーと言われていますが、その理由として性別を変えて恋愛要素を入れる、キャラの性別・性格を変えるという点が挙げられます。

とはいえ、こういった改変は日本のドラマにおいて特に珍しいことではないです。

例えば

  • 人気が出やすいとテレビ局が考えて恋愛要素を入れる
  • 売り出し中の新人タレントをねじ込みたいがために新しいキャラを入れる、年齢や性別を変える

というのは相沢友子さんの作品以外にも多くみられる傾向だと個人的には思います。

アニメなんかでも原作で人気のキャラを、原作よりかなり早めに登場させたり、展開を大幅に変えたりすることがありますよね。

そのため原作改変は相沢友子さんに限った話ではないと私は思います。

テレビの世界ではこのような風潮が当たり前なのかもしれません。

また、相沢友子さんは原作者がドラマの脚本に関わったことに対してネガティブな意見を発していますが、改変は相沢友子さんだけの意思ではなく周りの大勢の関係者からの意見も入っていると思います。

相沢友子さんご本人もインタビューにて以下のように語っています。

ドラマは時間との勝負が一番大きくて。

物語がどうこうではなく、天気が崩れたからこのシーンは撮れないとか、今回はロケが多すぎるから、次の話はほぼワンシチュエーションで部屋の中の話にしてくれとか。

とんでもないところから制約がくることもあります。

そういう意味では結構大変ですけど、それがスリリングで楽しい。

「じゃあ、こうしてやろう」とか、制約があるからこそ生まれてくるものもある。

「何でも好きなことを書いていいよ」と言われると、逆にどうしようかなと考えてしまうところもあります。

引用:リアルサウンド

相沢友子さん自身は楽しんでいるようですが、これは制作サイドから相沢友子さんも色々と言われている証拠かと思います。

こういった要望を聞き入れていかないと生き残っていけない世界なのかもしれません。

セクシー田中さんの時もこういった制作サイドの要求から、相沢友子さんが仕方なくあのような対応をしたということも考えられなくはないですね。

世間では相沢友子さんへの風当たりが強いですが、相沢友子さんを責めるというのは絶対に違うでしょう。

とはいえ今回の問題点としては、原作者の方への配慮が欠けていたのが原因かもしれませんね。

まとめ

相沢友子さんは評価の高い脚本もありますが、原作有の作品を実写化するときに改変をしてしまうことが多く、原作ファンからは不評のようです。

テレビ局側から特定のタレントを使いたい、恋愛要素を入れたい等の要望があり、相沢友子さんとしても何とかねじ込まなければいけない…みたいなことはあるのかもしれませんが、セクシー田中さんの一連の流れはかなり酷かったですね。

個人的にはこのように原作者を軽視した行いをしていると、誰も映像化に協力してくれなくなると思うので、原作者の意見はしっかり汲む、原作者の提案に対する批判なんてもっての外だと思います。

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